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田辺三菱「再成長シナリオ」の序章は人員刷新か

チームギルソン解体と原点回帰下で残ったファーマ所管「辻村氏」

2024年3月1日号

 そのお別れはあまりにあっけなかった──。  昨年12月に三菱ケミカルグループトップを実質的に解任されたジョンマーク・ギルソン社長は2月6日にあった同社決算レクの冒頭、オンラインで出席し、自らの“功績”について滔々と述べ、日本のメディアの前から去った。  約7分半。それが自説開陳に費やした時間である。曰く、懸案の石油化学(石化)事業が粘りを見せ今年度は黒字化できそうなこと、ヘルスケア事業では日米で成長を遂げたこと等々。共通するのは、就任以来、積み重ねてきたコスト削減の成果だということ。通期で全社コスト削減目標を20億円超過する820億円という数字を24年3月期第3四半期までに達成できたことを誇らしげに語った。  社内外から失笑を買ったのが、社員の満足度調査の結果を自信満々に披露したことだ。「17項目のうち、16項目でアップした...  そのお別れはあまりにあっけなかった──。  昨年12月に三菱ケミカルグループトップを実質的に解任されたジョンマーク・ギルソン社長は2月6日にあった同社決算レクの冒頭、オンラインで出席し、自らの“功績”について滔々と述べ、日本のメディアの前から去った。  約7分半。それが自説開陳に費やした時間である。曰く、懸案の石油化学(石化)事業が粘りを見せ今年度は黒字化できそうなこと、ヘルスケア事業では日米で成長を遂げたこと等々。共通するのは、就任以来、積み重ねてきたコスト削減の成果だということ。通期で全社コスト削減目標を20億円超過する820億円という数字を24年3月期第3四半期までに達成できたことを誇らしげに語った。  社内外から失笑を買ったのが、社員の満足度調査の結果を自信満々に披露したことだ。「17項目のうち、16項目でアップした」

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